Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://nouroumu.blog50.fc2.com/tb.php/6-d2f05973

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

「雇用する」=契約

「雇用する」ということは「契約」である

「人を雇用する」ということは「雇用契約」(もしくは労働契約)を結ぶということです。これは、正社員、アルバイト、パートにその名称にかかわらず、労務の提供の対価として報酬を払うという契約を結ぶことをいいます。
あらゆる契約を定義する民法には、「私的自治の原則」というものがあります。契約の内容については、個人の自由意思に任せようという原則です。しかし、その大前提として両当事者が対等な関係であるべきなのは当然のことです。

どちらか一方に力関係が偏ると対等な内容の契約を結ぶことはできません。


では、経営者と労働者の関係はどうでしょうか?
どう考えてみても、「雇用する」立場の経営者のほうが立場は上です。
労働者はどうあっても「雇用される」立場です。


法に最低基準の労働条件の内容を定めることで、労働者の立場を保護し、経営者と対等の立場で雇用契約を結ぶことができるようにするというのが、民法の特別法である労働基準法の立法趣旨の一つです。



たとえば、労働基準法第15条「労働条件の明示」
「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。~~云々~~」

一般的な商取引であれば、契約書の取り交わしはもちろん契約条件の明示は絶対条件です。条件も明示せずに取引できますか?
しかし、労働者によっては、条件明示に関して気にせずに(・・・労働条件の内容など深く考えずに・・・、あるいは給料の額だけを聞いて・・・)雇用契約を結ばれる方もおられます。



労働基準法など労働各法により採用に関して・・・、就労条件に関して・・・、賃金に関して・・・、退職に関して・・・、あらゆる面で基準を設け、労働者と経営者の立場を対等なものにしようとする意味があるのです。(経営者側の立場としては、少々窮屈な基準だと思いますが・・・)


「何いうてんねん!ワシの会社や!ワシが決めて何が悪いねん!!」というご批判があるのは重々承知しておりますが、「人を雇用する」ということは、あくまでも「契約」であり対等な立場であるべきで、立場的に弱い労働者を法によって保護しようという考え方であることだけはご理解ください。



事業の継続・発展のためにも欠かせない

就労条件を受け入れる立場にある労働者側からすれば、労働条件の最低基準を定めている労働基準法はいわば会社選定の判断基準ともなります。つまり、よりよい条件の会社を探す基準ともなりえます。
一個人がネットというものを利用しあらゆる情報をものにすることができる現在では、一昔前と違い労働者の意識が格段に上がっています。
また、少子化により労働力人口が減ることが目に見えている労働市場において、人材確保は事業経営の最重要課題になりえます。
後継者不足に悩んでいる農業界ではその問題はすでに認識されていることだと思います。


事業の発展・継続には、「ヒトを雇い、活用する・・・」でお話したように、人材を育て事業内部に蓄積することが必要です。

「人材を育て、事業内部に蓄積する」
「スキルを高めるとともに、労働意欲や帰属意識を高める」


労働者を定着させることが大前提の話となります。
つまり、事業の発展・継続のために、長期的な役割を念頭におく労務管理が必要になりますし、そのためには人材の定着が不可欠になります。
人材の定着には、単に事業戦略だけではなく労働者の意思も含めた労働法制の基準の下で労務管理を行う必要があるということです。




ただ、だからといって、労働条件を労働者に相当有利に結ぶ・・・ということではありません。単に優遇したから帰属意識が高まるものではありませんし、労働意欲を高める管理法も必要です。
「農業」の場合、仕事に魅力をもたせる・・・というか、魅力をわかってもらうことが大事だろうと思います。


「人」と「人」とのつながりや、植物の生命などに携わって「農業」という仕事に魅力を感じてもらう。。。
それを労働者や研修生に感じてもらうことが、今現在、アグリビジネスとして経営に携わっておられる方々の使命ではないかと思います。



さて、4回にわたり「労務管理の序章」として実務の話に入る前に書かせていただきました。どうでしょうか?少しなりとも労務管理の必要性がわかっていただけたでしょうか?
労務管理の話といえば、いきなり労働基準法の話になりがちなのですが、単に「法があるから守りなさい」ということではなくて、事業を営む上でも法を守ることが必要であることをご理解いただきたかったのです。



労務管理でもっとも重要なことは、②で少しお話した「人事評価管理」です。しかし、人事評価については会社や社長の戦略・考え方によって大きく違っています。ですので、人事評価管理の話は労務管理入門では中心議題として触れません。



農業経営を労務の面からサポートする
農業労務コンサルタントの事務所

橋本將詞社会保険労務士事務所
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://nouroumu.blog50.fc2.com/tb.php/6-d2f05973

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

SRしょうし

Author:SRしょうし
【事務所】
橋本將詞社会保険労務士事務所


【自己紹介】
昭和47年12月17日生
妻・娘・息子・母 の5人家族

大学時代に地元で集荷業を営んでいた父が他界。卒業と同時に父の跡を継ぎ、地元・上鳥羽で集荷業を営む。

同時に、社労士の勉強を開始。
平成12年合格、翌年登録、そして開業。


集荷業を営みつつ、事務所を運営する異色の社労士。


子供の頃から地元生産者の方々にお世話になり、農業の大切さを知る。
高齢化・人材不足・・・の波がおそう農業界に社労士として何ができるか模索中。


自称:農業労務コンサルタント



【集荷業とは・・・】
地元生産者と中央市場との仲立ち役。
市場出荷がメインの地元だが、市場評価と消費者評価に温度差があることに疑問を感じ、こちらも模索中。
ネットショップを開店するなど、市場外流通も始める。

FC2カウンター

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

フリーエリア

ビジネスブログランキング

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。