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農業と自賠法 運行供用者責任

さて、自賠法(自動車賠償責任保障法)の話を・・・・


前回は、構内専用車(フォークリフト)等が自賠法の責任は追及されるものの、自賠責保険は任意適用であるという話をしました。

これまでは農業者に関連する話として自賠法を取り上げてきましたが、今回は農業者に限った話ではありません。
自賠法のもっとも重要なところをお話します。


自動車損害賠償保障法第3条
自己のために自動車を運行の用に供する者は、その運行によつて他人の生命又は身体を害したときは、これによつて生じた損害を賠償する責に任ずる。ただし、自己及び運転者が自動車の運行に関し注意を怠らなかつたこと、被害者又は運転者以外の第三者に故意又は過失があつたこと並びに自動車に構造上の欠陥又は機能の障害がなかつたことを証明したときは、この限りでない。」


自動車賠償責任について定めた自賠法3条ですが、この条文が自賠法で一番重要な条文です。この条文に自賠責の全てが凝縮されているといっても過言ではない法律なんです。


太字にした「自己のために自動車を運行の用に供する者」・・・この表現ですが、人身事故を考えた場合に加害者をさしていることは理解できますが具体的に誰をさしているかわかりますか?


「自己のために自動車を運行の用に供する者」・・・単に運転しているものだけではなさそうです。

少し分解してみますと・・・・


自動車⇒法第2条第1項「道路運送車両法 第二条第二項 に規定する自動車(農耕作業の用に供することを目的として製作した小型特殊自動車を除く。)及び同条第三項 に規定する原動機付自転車」

運行⇒法第2条第2項「人又は物を運送するとしないとにかかわらず、自動車を当該装置の用い方に従い用いること」


つまり、簡単にいうと「自動車を自分のために使う者」といえるかと思います。



自動車を自分のために使う者・・・・この意味するところは、単に運転しているものだけではないということです。


たとえば・・・、農業法人所有の軽トラ。運転者は従業員ですが、従業員は会社の業務を遂行するために軽トラを運転しています・・・・ということは、従業員による運行は会社のためということになります。

つまりこの場合、自賠法第3条にいう「自己のために自動車を運行の用に供する者」というのは農業法人・・・ということになります。


自賠法上で定義はされていませんが、上のような場合は農業法人を「運行供用者」といいます。


自賠法上の責任を負うものを「運行供用者」といい、その定義は条文で定義されているものではなく判例によりますと「運行支配」と「運行利益」を及ぼしているものとされています。

運行支配・・・実際に運転しているということではなく、自動車の運行を支配しているものです。会社は軽トラを保有し、その支配下のもとに従業員に業務につかせています。

運行利益・・・その自動車の運行によって利益(たとえば、商品を運ぶ等の利益)を得ることができるものということ。





農業と自動車は必要不可欠な道具です。
経営規模が大きくなり、従業員に農作業を任せるとなると必ず自動車の運転をさせることとなります。従業員が仕事で自動車を運転するという行為は、会社の利益のためにする行為であり、運転も会社の支配下におかれた上でのことです。

自賠法は、被害者救済を目的に民法の不法行為の特別法として立法されました。
自動車の運行によって利益を得るものに無過失責任と立証責任を負わし、責任を明確化した法律です。


農業法人としては、軽トラの管理はもちろんですが、社保有の自動車における管理規定・・・、日々の従業員教育が重要です。



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プロフィール

SRしょうし

Author:SRしょうし
【事務所】
橋本將詞社会保険労務士事務所


【自己紹介】
昭和47年12月17日生
妻・娘・息子・母 の5人家族

大学時代に地元で集荷業を営んでいた父が他界。卒業と同時に父の跡を継ぎ、地元・上鳥羽で集荷業を営む。

同時に、社労士の勉強を開始。
平成12年合格、翌年登録、そして開業。


集荷業を営みつつ、事務所を運営する異色の社労士。


子供の頃から地元生産者の方々にお世話になり、農業の大切さを知る。
高齢化・人材不足・・・の波がおそう農業界に社労士として何ができるか模索中。


自称:農業労務コンサルタント



【集荷業とは・・・】
地元生産者と中央市場との仲立ち役。
市場出荷がメインの地元だが、市場評価と消費者評価に温度差があることに疑問を感じ、こちらも模索中。
ネットショップを開店するなど、市場外流通も始める。

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