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農業労務コンサルタントのブログ
農業に特化した社労士事務所を営む特定社会保険労務士が、経営者に限らず実際に研修生として農業界に身を置く方へ、農業労務の情報を提供。
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安全配慮義務
前回の熱中症の話題に関連して、安全管理義務の話を・・・。


使用者は、労働者に対して、賃金支払の義務を負うほか、労働契約の付随義務として当然に安全配慮義務を負う・・・・ということが明文化されました。・・・ということは前に書きました。

実は、労働契約法が成立されるまえから最高裁判例によって信義則上負う義務とされていました。



もちろん、労働者に業務上の事故等が起こってはいけません・・・「安全配慮(義務)」は、事故を起こさないというのが第1の目的です。



これに反して(安全配慮義務を果たさずに)労働災害を生じさせた場合は、損害賠償の対象となります。労働契約法そのものには罰則はありませんが、民法上の債務不履行もしくは使用者責任等により損害賠償責任の対象・・・・ということになるかと思います。


では、具体的にどういうことに取り組むべきなのでしょう。

●労働者の危険防止
農機械などの操作及び農作業の方法、作業場に危険はないかどうか・・・防止するような工夫を施す。

●農作業機械の点検、農薬の管理等
トラクター等の定期メンテナンス、農薬管理の徹底・・、農薬散布時の服装など。

●安全管理組織の確立
事業所の規模に応じて、安全管理者、衛生管理者や産業医を設置。また、それ以外の規模であっても地域産業保健センター等を活用する。

●安全指導の実施
重機等を使用し、免許等が必要であれば必ず有資格者に就業させる。

●健康保持のための措置
健康診断等の実施

●快適な職場環境の形成
トイレや休憩所等、設備を適切に・・・。清潔に・・・。


ざっと書きましたが、もちろんこれだけではありませんし、これで完全ではありません。また、これで完全に安全配慮義務を果たしている・・・と言い切れません。というのは、職場・事業所によって必要な措置は違ってくるからです。

あくまでも、安全配慮義務の履行は労働災害を起こさせないことが第一の目的です。



人手不足で、農作業に不慣れな方が農業界に入ってこられます。
使用者としても、農業の先輩としても、農作業に起こりえる危険を教えることはとても大事なことで、安全配慮義務の一つかと思います。


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