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労働者性の認識

(この記事は、08年4月にアグリサポートブログに投稿したものに少しだけ加筆したものです。)


雇用管理の話を続けてきましたが、今日は少し違った話を・・・


前回までの記事はあくまでも農業経営者が「労働者を雇う」・・・ことが前提(もしくは、想定)しての話です。
ですが、実際の農業においては「労働者(として従業員)を雇う」というよりも、少し忙しい時期にだけ「手伝ってもらう」ほうが多いのではないでしょうか。


経営者の感覚としては「労働者でなく、あくまでも手伝ってもらってる」という感覚であり、手伝っている方も単に「給料・賃金が目的ではなく、手助け・・・」という感覚ではないかと思います。

そのことが「いけない」ということではありません、ただ気に留めておいていただきたいことがあります。



「手伝い」・・・といったのにはワケがあり、多くの方の場合は「アルバイト」などといいますが、アルバイトであれば言葉的には明確な労働者です。今回は極めて曖昧にするために「手伝い」という言葉を使用します。



手伝いにきてもらって、その対価を払う・・・この場合において、その対価は賃金となるでしょうか?

それは全て、使用者と労働者という関係になるのか?というところにつながってきます。
この判断は、労働者性があるかないか・・・・ということで判断することになります。



実はこの点、極めて重要なところです。



使用者と労働者・・・となれば、様々な権利義務の関係が発生することから、その点にはあまり触れずに「手伝い」という扱いにしておく・・・こともあるのではないでしょうか?


しかし、あいまいにしておくほど危険なことはありません。



例えば、農作業中に何らかの事故があった場合。

「手伝い」という関係で、どういう補償をすることを考えられるのでしょうか?治療に関する補償はもちろん、その後の補償も考慮しなくてはなりません。これらの補償はあくまでも「その方との人間関係において」行うもの・・・ということになります。
つまり、明確な線引きはない・・・・ということです。

ケガをしてしまった方にとっても日頃から付き合いのある方から補償は受けづらい・・・ということも有り得ます。


反対に、使用者・労働者の立場であれば?
勤務時間中の事故は労災に該当します。労働者は労働基準法の保護を受けることができ、労災から給付を受けることができます。
冷たい言い方ですが、労災給付が受給できることによって、最低限の責任を果たすことになります。もちろん、これに上乗せて補償することは任意で行うことができます。

ケガをされた方にとっても、国から補償がでるほうが安心できるのではないでしょうか。


但し!一定の場合、農業は労災が強制適用ではありません。労災給付の前提として、任意で加入する必要があります。



では、「手伝い」を単に「アルバイト」という呼び名にして労災に任意加入をすれば事足りるのでしょうか?


労働基準法に定める「労働者」・・・労働者性はその実態を判断することになりますので、呼び名を変えたからといって労働者とされるわけではありません。

日頃から労働者性を意識した労務関係を築くことが大事となります。




農業では、集落内での「手伝い」行為が昔から日常化されていました。労使の関係・・・とならず、また労使の関係とはいえずに労災の適用が任意のまま現在にいたっています。

集落にご近所さん以外の方も手伝いとして入るようになってきて、法律が追いついていない部分もあるでしょう。


顔見知りの方と労使関係を築くことは他人行儀なところもありますが、明確にしておくことで安心できることもあります。




農業・アグリビジネス専門の特定社会保険労務士

橋本將詞社会保険労務士事務所



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プロフィール

SRしょうし

Author:SRしょうし
【事務所】
橋本將詞社会保険労務士事務所


【自己紹介】
昭和47年12月17日生
妻・娘・息子・母 の5人家族

大学時代に地元で集荷業を営んでいた父が他界。卒業と同時に父の跡を継ぎ、地元・上鳥羽で集荷業を営む。

同時に、社労士の勉強を開始。
平成12年合格、翌年登録、そして開業。


集荷業を営みつつ、事務所を運営する異色の社労士。


子供の頃から地元生産者の方々にお世話になり、農業の大切さを知る。
高齢化・人材不足・・・の波がおそう農業界に社労士として何ができるか模索中。


自称:農業労務コンサルタント



【集荷業とは・・・】
地元生産者と中央市場との仲立ち役。
市場出荷がメインの地元だが、市場評価と消費者評価に温度差があることに疑問を感じ、こちらも模索中。
ネットショップを開店するなど、市場外流通も始める。

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