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労働契約・・・その2

農業は季節・時期により繁閑期があることは私よりも皆さんのほうがご承知です。1年通して働いてくれる人材(正社員)よりも、忙しい時期にだけきてくれる人材(契約社員やアルバイト)を雇いたいと思っている方のほうが(今はまだ)多いと思います。
また、研修期間という名目で1年間農作業をしてもらい、その後に正規雇用という形をされる場合もあるでしょう。

そういう場合には、前回お話した「期間を定めた労働契約」を結ぶこととなります。



また条文をもってきますが・・・・
前回ご紹介した労基法第14条には第2項があり、
「厚生労働大臣は、期間の定めのある労働契約の締結時及び当該労働契約の期間満了時において労働者と使用者との間に紛争が生ずることを未然に防止するため、~~略~~ 基準を定めることができる。」
と、規定するとともに、同条第3項には、
「行政官庁は、前項の基準に関し、期間の定めのある労働契約を締結する使用者に対し、必要な助言及び指導を行うことができる。」となっています。

(条文を書き出すのは私の悪い癖でして・・・)

第2項がいう「紛争」とは、いわゆる「雇止め」のことを言っているのです。「雇止め」・・・有期雇用契約において期間満了で更新をしないこと・・です。有期契約の期間満了でなぜ紛争がおこるのかと疑問を持たれるかもわかりません。。


問題となるのは、労働者が更新に対する期待を持っている場合です。

たとえば、3ヶ月の労働契約を何度も更新し「次も更新されるであろう」と労働者が期待をもつ場合・・・。また、契約の度に契約書を交わし更新手続きを踏んでいるものの手続きが形式化している場合・・・。更新を期待させるような使用者の言動・・・、過去の例・・・。。
などなど・・・、このような場合は雇止めが解雇権の濫用とされることがあります。最終的な判断は司法判断に委ねられますが、使用者としては注意が必要であることに違いはありません。(「解雇権の濫用」については、何れ話すことになると思いますので・・・)


厚生労働省は、労基法第14条第2項にあるとおり、「有期労働契約の締結、更新及び雇止めに関する基準」を告示しています。
(詳しくは書きませんが・・・)
①契約締結時の明示事項
・契約の更新の有無
・更新する場合、しない場合の判断基準
・有期労働契約締結後に「更新の有無」や「判断基準」を変更する場合は速やかに労働者にその内容を明示しなければいけません。

②雇止めの予告
・契約更新ありと明示していた有期契約労働者で1年以上継続して雇用している労働者を更新しない場合、少なくとも契約期間満了の30日前までに予告が必要です。

③雇止めの理由の明示
・上記予告後に、労働者が雇止めの理由について証明書を請求した場合は交付しなければなりません。

④契約期間についての配慮
・契約を1回以上更新し、1年以上継続雇用している労働者と契約を更新しようとする場合は、契約期間をできるだけ長くするように努めなければなりません。


これが基準の内容です。期間の定めをした労働者を雇用する場合は、以前にお話した労働契約の明示とともに、上のように告示された基準の内容も含んだ労働条件の明示が必要となります。

それ以外の注意点として・・・、
○法に則った厳格な契約更新を行う
○本人の意思を確認するとともに、早い段階から検討をする
○正社員がいる場合は、待遇を明らかに違うものとする
○雇用期間の長さにかかわらず、更新しないのであれば30日前には予告する。

などのことが必要ではないかと思います。


農業者は、従業員さんと家族ぐるみでお付き合いをしたり、親しい間柄になりやすい関係上こういうことが「まぁまぁ」となりがちです。
しかし、経営者と従業員・・・使用者と労働者という関係には違いなく紛争を未然に防ぐという意味でも、大切なことです。。。



今回も内容が難しいものになってしまいました。。。。。
知っておいてもらいたい・・・と書いていくうちにどんどん難しくなってくるような気がします。。。「入門」ですからね。。。
ただ、労務管理は従業員さんに気持ちよく働いてもらって生産性を高めようと意味があります。紛争を未然に防ぐという意味・・・予防として大切なことだと思いますので、簡単には書けずにいます。。。
どうぞご理解を。。。。


ご相談はこちらへ・・・・
農業経営を労務の面からサポートする
農業労務コンサルタントの事務所

橋本將詞社会保険労務士事務所

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プロフィール

SRしょうし

Author:SRしょうし
【事務所】
橋本將詞社会保険労務士事務所


【自己紹介】
昭和47年12月17日生
妻・娘・息子・母 の5人家族

大学時代に地元で集荷業を営んでいた父が他界。卒業と同時に父の跡を継ぎ、地元・上鳥羽で集荷業を営む。

同時に、社労士の勉強を開始。
平成12年合格、翌年登録、そして開業。


集荷業を営みつつ、事務所を運営する異色の社労士。


子供の頃から地元生産者の方々にお世話になり、農業の大切さを知る。
高齢化・人材不足・・・の波がおそう農業界に社労士として何ができるか模索中。


自称:農業労務コンサルタント



【集荷業とは・・・】
地元生産者と中央市場との仲立ち役。
市場出荷がメインの地元だが、市場評価と消費者評価に温度差があることに疑問を感じ、こちらも模索中。
ネットショップを開店するなど、市場外流通も始める。

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